永遠の「連隊旗手」、石原慎太郎氏の政治と文学


永遠の「連隊旗手」、石原慎太郎氏の政治と文学

保守論壇 三島由紀夫との対談、真剣勝負で吐露した原点

 今月1日亡くなった石原慎太郎氏は、衆院議員や東京都知事など政治家として活躍する間も作家活動を続けた。同じく保守の論客で文壇のスターだった三島由紀夫との対談をまとめた、『三島由紀夫石原慎太郎全対話』(中公文庫)は、友人でありライバルでもあった二人がなれ合いを排し、真剣勝負で臨んだ対談が収められている。

 政治家、作家、そして一人の人間としての在り方を語り合う中で、両者の行動の根底にある人生観、世界観が激しくぶつかり合い、時に火花を散らす稀有(けう)な対談だ。


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