サンタにとって寂しい月ーフィンランドから


地球だより

 フィンランドでは、12月は「クリスマスの月」(Joulukuu)で、サンタクロースは「クリスマスのおじいさん」(Joulupukki)と呼ばれる。

 北極圏のラップランドにはサンタの村があり、サンタの故郷と自負するフィンランドでは、本来12月はサンタがあちこちで現れるシーズンだが、今年は新型コロナウイルスの影響で、街やショッピングセンターでサンタの姿を見掛けることはほぼない。

 サンタクロース協会のマッティ・バケバイネン会長は、「パーティーやショッピングセンターなどの今までサンタを例年招待していた場所も、今年はサンタの出番はなく、状況は厳しい」と語ってくれた。

 いつもならば、伝統的にクリスマス・イブの夜にサンタが頼まれた家庭に贈り物を届けたり、子供たちにスナックを配って話しかけたりしている。子供たちにとってはサンタがいないクリスマスは考えられない。

 しかし、今年は感染リスクを避けるためにサンタの訪問も控えざるを得なく、贈り物は玄関の外に置いていくことになった。

 子供たちへのメッセージもビジュアルとなる。子供たちとのスキンシップを大事にしてきたサンタにとっても、今年のクリスマスは寂しいクリスマスとなりそうだ。

(Y)