ウィーン発コンフィデンシャル rss

金正恩氏が恐れる「全身麻酔の世界」

 ベテランの医者はニッコリしながら「基本的には局部麻酔ですが、患者が要望すれば麻酔なしで手術できます」という。眼科手術(網膜剥離)とはいえ、麻酔なくして眼球に手術のメスが入るのは快いものではないだろうと考え、「局部麻酔で…

続き

聖職者の性犯罪で600件の告発

 ローマ・カトリック教会は本当に変わるだろうか。バチカン法王庁総務局長代理のアンジェロ・べッチウ大司教はイタリア日刊紙イル・メサゲロとのインタビューの中で「昨年1年間、聖職者に対する未成年者への性的虐待容疑に関連した告発…

続き

スイス名産チーズが原因ではない

 北朝鮮の金正恩第1書記の話の続きを書かざるを得なくなった。韓国日刊紙、朝鮮日報は「英紙インディペンデントは26日『金第1書記は2011年に最高指導者の地位に就いた後、最高人民会議(国会に相当)に欠かさず出席していたが、…

続き

金正恩氏の「不自由な体」の意味

 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の朝鮮中央テレビは25日夜、「不自由な体なのに人民のための指導の道を炎のように歩み続けるわが元帥」と報じて、金正恩第1書記が足を引きずって現地指導する7月の映像を流した。  上記のニ…

続き

法王の狙いは神の祝福の大衆化?

  南米出身のフランシスコ法王は来月5日から19日まで特別シノドス(世界司教会議)を開催する。「福音宣教からみた家庭司牧の挑戦」という標語を掲げた同シノドスには世界の司教会議議長、高位聖職者、専門家、学者らが参加し、家庭…

続き

ローマ法王は狙われていたのか

 ローマ・カトリック教会最高指導者フランシスコは21日、欧州の最貧国だったアルバニアを訪問した。フランシスコ法王にとってはイタリア国内以外では初めての欧州訪問となった。  アルバニアは冷戦時代、ホッジャ労働党政権(共産政…

続き

夫婦の絆を身をもって示した政治家

 中国の海外反体制派メディア「大紀元」日本語版に19日、カンボジアの陸軍病院で不法な臓器移植をしていた医者関係者が逮捕されたこと、その背後に、反体制派活動家たちの臓器を組織的に不法摘出してきた中国側の関与が疑われていると…

続き

スコットランド人は踊らず

 英北部スコットランドの独立を問う住民投票が18日実施され、即日開票された。英BBC放送によると、独立反対派が過半数を制し、スコットランドの英国からの分離・独立は否決された。300年以上、イングランドの支配下にあったスコ…

続き

ISのリクルートを阻止せよ

 シリアやイラクでテロ活動を繰り返すイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」(IS)は国際社会の包囲網にもかかわらず、依然その勢力を拡大している。ISの総兵力は1万5000人から3万人と推測されているが、2000人から…

続き

北朝鮮の外交は日朝改善を至上目標に

 北朝鮮の朝鮮労働党国際問題担当の姜錫柱(カン・ソクチュ)書記がドイツ、ベルギー、スイス、イタリアの欧州4カ国訪問を終えた。  韓国の聯合ニュースが16日、米国海外放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の情報として報じたと…

続き

再生医学の未来をかけた「移植」

  朗報が届いた。網膜細胞が傷つく目の難病「加齢黄斑(おうはん)変性」を患う70歳代女性に、人工多能性幹細胞(iPS細胞)が世界で初めて移植され、これまでのところ手術後の結果は順調というのだ。読売新聞電子版の記事(13日…

続き

朝日新聞と3人の「吉田」氏

 「天下の朝日」新聞が今、存続の危機に瀕している。正しい報道を至上課題に掲げてきた新聞社が意図的に事実を操作し、読者に間違った内容を報道してきたことがこのほど木村伊量・朝日新聞社長自らの謝罪会見で明らかになったからだ。 …

続き

日本食品店のおばさんの「正論」

 「ヨーロッパのほうが日本より放射能に汚染されているのにね」 ウィーン市のナッシュマルクトの近くにある日本食品店のおばさんが少し不満顔でいった。  福島第1原発事故以来、日本から仕入れてきた商品はまず、日本で厳重に放射能…

続き

錦織を破った男の「もう一つの奇跡」

 テニスの全米オープン大会でクロアチアのマリン・チリッチ選手(25)が錦織圭選手(24)を破り、4大大会初優勝した。チリッチ選手は優勝した瞬間、「自分が勝ったとはどうしても信じられなかった。まさに、奇跡だ」と興奮して語っ…

続き

なぜ、君は死を急ぐのか

 ドイツでは毎年、約600人の25歳未満の青年たちが自殺する。10歳から24歳までの青年たちの死亡原因で自殺は第2位だ。ちなみに、同国では毎年、約1万人が自殺する。この数字は交通事故死、麻薬中毒死、そしてHIVによる死者…

続き

一層無口となった北朝鮮外交官たち

 ウィーン市14区の北朝鮮大使館で4日午後、第66回建国記念日の祝賀会が開催された。建国記念日は今月9日だが、海外の北朝鮮大使館ではその数日前にゲストを招いて祝賀会を開催するのが通例となっている。特に、8日から国際原子力…

続き

オランダ国王の訪韓と「慰安婦」問題

 取り越し苦労と言われればそうかもしれないが、やはり懸念する。韓国聯合ニュースが先月30日、「オランダのアレクサンダー国王が11月、訪韓する」と報じた記事を読んだ時だ。アレクサンダー国王が韓国の朴槿恵大統領と会談する時、…

続き

「めぐみさんウィーン滞在説」の真偽

 産経新聞電子版(8月29日)をフォローしていたら、「石井一民主党元国家公安委員長(80)が29日、神戸市であった自身の旭日大綬章受章記念パーティーで、北朝鮮による拉致問題に触れ『日本政府はいまだに横田めぐみさんらを返せ…

続き

ISに対抗し、宗教者が結集へ

 シリア、イラクの一部を占領し、カリフを宣言するイスラム教スンニ派過激テロ組織「イスラム国」(IS)に対して、イスラム教内で「あれはイスラム教とは関係がない」という怒りの声が上がってきている。同時に、ISに虐殺されている…

続き

氷の水行と「遊びの精神」と善意

 氷水を頭からかぶる著名人の写真を初めて見たとき、「何のための水行か」と思ったが、そのアクションが「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)と呼ばれる難病に対する社会の認識を高めると同時に、寄付を募る活動と知った。そのやり方はチェ…

続き

バチカンが「武力行使」を容認

 独福音主義教会(EKD)元議長のマルゴット・ケスマン女史は同国週刊誌シュピーゲル(8月11日号)とのインタビューの中で、「武力で紛争を解決することには賛成できない」と主張し、「正義の戦争は存在しない」という従来の持論を…

続き

法王の訪韓はアジア重視の始まり」

 ローマ・カトリック教会最高指導者ローマ法王フランシスコは18日午前、訪韓最後の日程、ソウルの明洞聖堂で約1000人のゲストを迎え記念ミサを挙行した後、4日半の訪韓全日程を終え、ローマへ帰国の途に就いた。バチカン放送独語…

続き

ローマ法王の訪韓に期待すること

 ローマ、カトリック教会の最高指導者ローマ法王フランシスコは14日、就任3回目の海外の訪問先、韓国を訪問する。5日間の日程の同訪問では、大田や忠清南道一帯で開かれる「第6回アジア青年大会」に参加するほか、韓国教会の殉教者…

続き