弱まる米のアジアへの影響力


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中間選挙大敗でTPP実現遠のく

 オバマ米大統領は中間選挙後にアジア歴訪を実施し、アジアへのリバランス(再均衡)政策への取り組み姿勢を印象づけた。しかし、米国のアジア太平洋地域への本格的関与には多くの障害がある。
(ワシントン・久保田秀明)

 オバマ米大統領は11月中旬、中国、ミャンマー、オーストラリアを歴訪し、アジア重視を強調した。しかし、11月4日の米中間選挙での民主党大敗でオバマ大統領はレームダック(死に体)化しており、その影響でアジアへの本格的関与の機会を逃してしまうのではないか。米外交専門家の間ではそうした懸念が強い。


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