中東 鉄砲水と灼熱化、海面上昇で移住も
地球温暖化にどう取り組む
岩盤地質の中東で短時間の豪雨による洪水被害が急増している。国連政府間パネル(IPCC)は温暖化による気候変動が原因と見ている。集中豪雨があると岩盤に亀裂が入り、岩が崩落する可能性もある。水の流れもコントロールできない。岩盤が露出している所は雨が染み入る土がないことから、水はそのまま流れて鉄砲水となる。
ヨルダンでは観光地ペトラで一昨年11月に鉄砲水(ゲリラ洪水)が発生、生徒ら16人が犠牲になった。レバノンのベイルートでは3分の降雨で道路が川になる。モロッコでもトルコでも山に森も土もなく雨水はそのまま流れる。
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