比政府とMILF、バンサモロ法案めぐり対立


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16年までの創設に黄信号

 今年3月に国内最大のイスラム武装勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)が、新しい自治政府(バンサモロ)の創設を条件に武装解除などの要求に応じ、政府との包括和平合意文書に調印したことで、比南部ミンダナオ島における和平問題は大きな前進を果たした。しかし、ここにきてバンサモロ基本法案の内容で再び見解の相違が浮上。基本法案の国会提出が大幅に遅れており、アキノ大統領の任期が終了する2016年までの和平実現に、黄信号がともり始めている。(マニラ・福島純一)


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