[地球だより] rss

バイク2人乗り禁止で波紋のフィリピン

地球だより  マニラ首都圏ではバイクを利用した強盗や殺人が急増し、警察が取り締まりに頭を痛めている。犯人がバイクに2人乗りして犯行を行うことが多いため、「ライディング・イン・タンデム(2人乗り)」という言葉が、バイクを利…

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過去に恬淡、情に厚いロシア人

地球だより  「ロシアのいいところは何ですか」。日本から来た人に、こんな質問をされた。即答できなかった。  日本のいいところなら、すぐ挙げることができる。「世界一安全」「国民の礼儀正しさ」「きれいな水が豊富」「田舎までイ…

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バチカン聖職者の性犯罪問題審査

地球だより  ジュネーブの「国連子供の権利条約」(UNCRC)委員会は16日、バチカン(ローマ法王庁)関係者を招き、聖職者による未成年者への性的虐待問題を審査した。審査は全加盟国に義務付けられている定期審査だが、バチカン…

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タイ人がインド人を漁船で強制労働

地球だより  今月上旬、タイの現地紙でインド人を漁船で強制労働させようとしたタイ人が警察に捕まったというニュースが掲載された。  犬が人間をかんでもニュースにはならないが、人間が犬をかめばニュースになる。  その意味では…

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パラグアイでの酷暑と蚊の大群と

地球だより  先月、極僻地の一つとして知られる北パラグアイの「チャコ地方」を訪れた。同地に根ざした地域貢献を続けている日本人ボランティアを取材するためだ。  パラグアイには約670万人が住んでいるが、今回記者が訪問した北…

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“2人勝ち”経済

地球だより  もう何年も前だが、韓国大手企業のサムスン電子に入社した新入社員が早朝から深夜まで続く勤務に耐え切れず、いつ会社を辞めようかとばかり考えていたが、自分の口座に振り込まれる給与の多さにそれまでの疲れが一瞬にして…

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フランスの政治家とプライバシー

地球だより  フランスは、たとえ政治家などの公人といえども私生活のプライバシーは守られるべきだという暗黙の慣習があった。そのため、ミッテラン元大統領が在任中、隠し子がいることが発覚し、マスコミに質問された時も「それが何か…

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タイの街頭デモ

地球だより  タクシン元首相の妹であるインラック首相率いる与党プアタイが、反タクシン派の街頭デモで追い込まれている。  最大野党である民主党のステープ元副首相率いる反政府デモは13日から首都の主要道路や政府総合庁舎を占拠…

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エジプトでは治安悪化で外出できない

地球だより  エジプトに住む人々は今、不安な中での生活を強いられている。いつどこで犯罪や事故、事件に巻き込まれるかわからないからだ。  昨年7月に大統領権限を剥奪されたモルシ前大統領の出身母体、イスラム根本主義組織「ムス…

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英国の流行語ベスト10

地球だより  言葉は生きものなので英語の環境で生活していても、その時々の話し言葉や書き言葉に次々と新語、造語、意味転用語が現れてくる。普段は何気なく聞いたり、読んだりしていて特に注意していないのだが、BBCニューズ・マガ…

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フィリピンの減らぬ流れ弾の犠牲者

地球だより  フィリピンの年越しの風物詩といえば盛大な花火で、静寂で迎える日本のお正月とは正反対の風習となっている。賑(にぎ)やかなのは結構だが、毎年のように銃を祝砲代わりに撃つ輩(やから)が後を絶たず、今年も大きな問題…

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米国の靖国参拝「失望」に失望

地球だより  オバマ米政権が安倍晋三首相の靖国神社参拝に「失望」を表明したことに、逆に失望させられた。ブッシュ前政権は同盟国・日本に対する配慮から、当時の小泉純一郎首相が参拝しても、「関与しない」と中立の立場を保ったのと…

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韓国の左翼の“駆け込み寺”

地球だより  北朝鮮ナンバー2の処刑や安倍首相の靖国神社参拝に蜂の巣をつついたような騒ぎとなった韓国で、もう一つ年末の大きなニュースだったのが鉄道労組のストだ。大赤字の会社で高給取りたちがやりだしたストに世論の反応はいま…

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ロシア人が日本移住を躊躇する理由

地球だより  筆者の知人、友人には、「日本に行った経験のある人」が多い。そして、99%以上は、日本に行って「もっと日本が好きになった!」という。「道にゴミが落ちていない」「店員さんが、みんな丁寧」「人が親切」「食事がおい…

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27歳のオーストリア新外相

地球だより  オーストリアで16日、社会民主党と国民党の2大政党の大連立政権が発足した。厳密にいえば、第2次ファイマン政権だ。新鮮味に欠ける上、連立交渉で選挙公約を次々と放棄した末の新政権の誕生だけに、有権者の目は厳しい…

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指が曲がった邦人女性カメラマン

地球だより  スリランカの取材で、邦人女性カメラマンと同行することになった。意欲的な女性で、古都キャンディーでは早朝の5時から起きて、参詣者の撮影に飛び回っていた。  そのカメラマンの人さし指が曲がっていた。第一関節から…

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米国で家族形態をめぐる戦い

地球だより  米国では現在、家族の形態をめぐる戦いが進行中だ。11月20日、イリノイ州が同性婚を認可する法律を制定し、同性婚を合法化した州は16州となった。全米人口の38%が同性婚が認可された州に住んでいる。  米国で最…

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脱北者のテレビ荒らし

地球だより  北朝鮮ナンバー2の張成沢氏が粛清された事件で、例によってこちらのマスコミは連日大騒ぎだ。地上波はそれほどでもないが、ニュース専門や時事番組の多いケーブルテレビは朝から晩までこれでもかと言わんばかり関連特番を…

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フランス食文化の伝統

地球だより  先日、和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録された。フランス料理は2010年に登録済みだが、フランスの高級料理ではなく、フランスの食文化全体として登録された。和食もこれを参考にして高級な料亭料理ではなく、和…

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フィリピンの交通トラブルの恐ろしさ

地球だより  アジア諸国で有数の運転マナーの悪さや、劣悪な渋滞で有名なフィリピンの交通事情。そんな路上で起きるトラブルの数々は、日本人の想像を超えるものも多い。このところ立て続けに起きているのが、交通トラブルをめぐる銃撃…

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日本とエジプトの異なる点と類似点

地球だより  日本語を学び、日本語のテレビを部分的に理解できるようになったエジプト人女子学生が、エジプトと日本を比較し、異なる点と類似点について発表した。  彼女が第一に挙げた異なる点は、天候と天気予報。エジプトはほぼ毎…

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スリランカで生きている仏教

地球だより  スリランカの古都キャンディーの仏歯寺を2年ぶりに訪れた。  仏歯寺の前にあるホテルに宿を取った。翌日の午前5時、けたたましい音響にたたき起こされることになった。それは拡声器から流れるイスラム教の礼拝を呼び掛…

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韓国の「ヌンチ」外交

地球だより  米国と中国が戦争したらわれわれは果たしてどちらの味方に付くか―。最近、韓国外交街でこんな話題が酒の肴(さかな)に上がったという。一昔前なら迷わず「米国」と答えていただろうが、今は答えに窮する人も少なくないの…

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