国内2例目、「全仏仕様」の赤土コートが完成


東京都世田谷区の第一生命相娯園で、次世代の育成に期待

国内2例目、「全仏仕様」の赤土コートが完成

全仏オープンと同じ「レッドクレー」で整備されたコートの完成記念イベントがの第一生命相娯園テニスコートで行われ、子供たちと触れ合う錦織圭=26日、東京都世田谷区

 テニスの四大大会、全仏オープンと同じ「レッドクレー」で整備されたコートの完成記念イベントが26日、東京都世田谷区の第一生命相娯園テニスコートで行われ、シングルスの男子で全仏8強の実績を持つ錦織圭(フリー)や、女子で4強入りした伊達公子さんが出席した。

 全仏仕様の赤土コートは東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターに続いて国内2例目で、屋外は初めて。球足が遅く、弾みが大きい特徴があり、ジュニア世代の育成への活用が期待されている。錦織は「ハードコートなどでは経験できないことができる。いろんな方にプレーしてもらいたい」と話した。

 錦織は、今年1月の左股関節手術からの復帰を目指している。最近は軽めの練習を再開しており、「(復帰できる時期は)まだまだだが、順調にリハビリは進んでいる」と明るい表情で語った。