東京都、31日よりドクターヘリの運航を開始へ
今後の課題は患者を引き継ぐ「ランデブーポイント」増設
東京都では、救急医療の充実を図るため、東京都ドクターヘリの運航を31日より開始する。それに先立ち24日、八王子市の上柚木陸上競技場でヘリの離着陸や救急車からの患者引継ぎなどの訓練が行われた。
従来のヘリよりも小型で校庭や公園などにも離着陸でき、今まで対応できなかった地域も運航可能となる。また、医師と看護師のいる医療管理下に迅速に入ることができ、命に関わる重症患者への対応が早くなる。
今後は救急車とヘリが合流し、患者を引き継ぐ「ランデブーポイント」を増やしていくことが課題。基地病院の杏林大学医学部付属病院(三鷹市)の山口芳裕・高度救命救急センター長は「多摩地域はヘリを使う方が車で行くよりも時間を短縮できるエリアだ」と期待を込めた。