連休初日の利用者ら、高速道路の早期復旧に感謝
地震による通行止めがすべて解除、国見SAなどが賑わう
宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震による高速道路の通行止めは、18日までにすべて解除された。東北自動車道や常磐自動車道では路面に多数の段差やひび割れが発生したが、発生から2日もたたずに復旧。東北新幹線の一部不通が続くこともあり、19日には朝から多くの車が通行した。
東北道上り線の国見サービスエリア(福島県国見町)は3連休初日の同日、利用者でにぎわった。仙台市泉区の会社員男性(29)は妻と子供2人を連れ、宇都宮市の実家へ帰省する途中に立ち寄った。「開通しなかったら行かなかった。復旧のスピードが速く、さすがだ」と作業に当たった関係者に感謝した。
福島県郡山市に住む会社員女性(49)は、高速道を使って娘の大学の卒業式に参加した。「下道でも行こうと思っていたが、復旧してよかった」と喜んだ。
仙台市で荷物を降ろし、静岡市に向かう大型トラック運転手の男性(47)は「復旧したおかけで物流は予定通りにいった」と安心した様子。「関東では雪でも通行止めになるが、地震でここまで復旧させる技術はすごい。(東日本大震災があった)11年前はすべて通行止めだったので、早期の復旧に驚いた」と話した。