没後50年鏑木清方展開く、東京国立近代美術館で


美人画などで知られる日本画家、「生活」に注目した回顧展

没後50年鏑木清方展開く、東京国立近代美術館で

東京国立近代美術館で開かれる回顧展「没後50年 鏑木清方展」。写真は小説家・泉鏡花作の「通夜物語」を題材にした作品「遊女」=17日、東京都千代田区

 美人画などで知られる日本画家・鏑木清方(かぶらききよかた)(1878~1972)の作品のうち「生活」に注目した回顧展「没後50年 鏑木清方展」が18日から、東京国立近代美術館(北の丸公園・竹橋)で始まる。それに先立ち、17日、報道向け内覧会が行われた。

 清方と親交のあった小説家・泉鏡花作の「通夜物語」を題材にした作品「遊女」は、清方自身の自己評価で星三つ(会心の作品)が付けられている。この評価について、同館の鶴見香織主任研究員は「清方の残した制作控帳には、自身の作品への自己評価が記録されていた。星三つは16点しかない。本展で初めて取り入れた評価の部分(キャプションに掲示)も楽しんでもらいたい」と語る。

 長く所在不明で2018年に再発見された「築地明石町」と合わせて3部作となる「新富町」「浜町河岸」のほか、回顧展での初公開作品10点を含む日本画109点が公開される。5月8日までで、5回の展示替あり。