「ゴジラ」で主演、俳優の宝田明さんが死去


享年87歳、多くの映画やドラマ、ミュージカル作品で活躍

「ゴジラ」で主演、俳優の宝田明さんが死去

俳優の宝田明さん

 映画「ゴジラ」の主演をはじめ、多くの映画やテレビドラマ、ミュージカル作品で活躍した俳優の宝田明(たからだ・あきら)さんが14日午前0時31分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。87歳だった。旧満州(現中国東北部)出身。葬儀は近親者で済ませた。

 高校卒業後の1953年、「東宝ニューフェイス」に選ばれ、54年にデビュー。同年の映画「ゴジラ」第1作の主演で一躍スターとなり、「青い山脈」など数々の青春映画で人気を集めた。NHK大河ドラマ「徳川慶喜」や連続テレビ小説「私の青空」「カーネーション」など多くのドラマでも存在感を示した。

 舞台でも活躍し、「アニーよ銃をとれ」「風と共に去りぬ」「マイ・フェア・レディ」などに出演。ミュージカル俳優の草分け的存在として名をはせた。

 2019年の映画「ダンスウィズミー」では、80代半ばにして歌や踊りを披露。自ら企画・立案に携わった主演映画「世の中にたえて桜のなかりせば」の公開が4月1日に控えるなど、現役で活動を続けていた。

 また、少年時代を過ごした満州で旧ソ連兵に腹部を銃で撃たれるなど壮絶な戦争体験をしたことから、平和の大切さを伝える活動にも精力的に取り組んだ。

 元ファッションモデルの児島明子さんは元妻、歌手の児島未散さんは長女。