全日本バスケット、川崎が2年連続5度目の優勝


藤井が両チーム最多25得点の活躍、強敵の千葉を圧倒

全日本バスケット、川崎が2年連続5度目の優勝

決勝の千葉戦第1クオーター、シュートを放つ川崎の藤井(左)=12日、さいたまスーパーアリーナ(代表撮影)

 川崎の藤井がチームを連覇に導いた。千葉の日本代表PG富樫との司令塔対決が注目された一戦。「負けたくない気持ちだった」。強い気持ちで昨季のBリーグ王者に挑んだ。

 両チーム最初の得点は富樫の3点シュートだった。そこから開始3分で0-8。それでも、藤井に焦りはなかった。自らの3点シュートで流れを呼び込み、前半の猛攻につなげた。川崎はシュート精度の高さとリバウンドで千葉を圧倒。相手の守備にほころびができたのを見逃さなかった。

 攻守に顔を出した藤井は3点シュートを8本中4本決めるなど、両チーム最多の25得点。「チームのために貢献できたことをうれしく思う。主将としてこの舞台に立ててよかった」。接触プレーのアクシデントも乗り越え、主将としてコートに立ち続けた。

 次に狙うのはBリーグの頂点。現時点で東地区3位につけ、首位の千葉を射程圏内に捉える。新たな勲章を手にした藤井は「地区優勝、リーグ優勝を目指して頑張りたい」とさらなる高みを見据えた。