「ディーツ」など、肉の代替食品に注目集まる


幕張メッセで食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN2022」

「ディーツ」など、肉の代替食品に注目集まる

食品・飲料総合展示会「FOODEX JAPAN2022」で、ディーツフードプランニングが紹介した新食材「ディーツ」を使った代替食品=千葉市の幕張メッセ

 アジア最大級の食品・飲料総合展示会「FOODEXJAPAN2022」が千葉市の幕張メッセで11日まで開催されている。44カ国の国と地域から1485社が出展した。

 注目を集めたのは、環境保護意識や健康志向の高まりを反映、肉や魚に代わる代替食品。ディーツフードプランニング(奈良県橿原市)は、おからとコンニャクを素材とした新食材「ディーツ」で作った肉団子や米、鳥皮などが紹介した。広報担当は「食卓に当たり前のように並ぶ食材にしていきたい」とPR。メニューは全て低脂質、低カロリー、高食物繊維で、全日空が機内食に採用している。

 グリラス(徳島県鳴門市)はたんぱく源の新しい選択肢として「コオロギ」を提案。コオロギは豚や牛と比べて成育過程の環境への負荷が少なく、環境に優しい。担当者は「世界人口増加に伴って、たんぱく質の不足が予測されるこれからの社会に役立てたい」と語った。会場ではコオロギパウダーで小麦を一部代替したクッキーやクランチが人気を呼んでいた。