秋田県南部のローカル線に「おひなっこ列車」


由利高原鉄道鳥海山ろく線で、「一足早い春を楽しんで」

秋田県南部のローカル線に「おひなっこ列車」

「おひなっこ列車」が由利高原鉄道鳥海山ろく線で運行を開始、「おばこ」姿で景色や見所を案内するアテンダントの池田優香さん

 「本荘ごてんまり」や、娘の成長を願ってお雛(ひな)様に添える「矢島柳飾り」、桜の花びら(造花)で華やかに装飾した「おひなっこ列車」が、秋田県南部のローカル線・由利高原鉄道鳥海山ろく線で3月1日から運行を開始した。

 アテンダントの池田優香さんは絣の着物にほおかむり、赤い鼻緒のぞうりをはいた「おばこ」姿で景色や見所を案内。「外はまだ雪景色ですが、一足早い春の雰囲気を楽しんでください」と話す。

 全長18㍍、座席数49のYR2002号は矢島駅を発車。霞む鳥海山と残雪の田園風景を気道車(ディーゼル車)ならではの走りで、由利本荘市の中心部・羽後本荘駅まで23㌔、12の駅を結び到着。この後、矢島駅へと折り返した。同列車は3月31日まで毎日運行。