人を幸せにする経営、28の企業と団体が受賞


JA鹿児島きもつき、勤務先の選択や保育所の開設など評価

人を幸せにする経営、28の企業と団体が受賞

人を大切にする経営学会の坂本光司会長

 業績ではなく人を大切にする組織を表彰する「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞(主催=同大賞実行委員会・人を大切にする経営学会など)の受賞者が24日、都内で発表された。12回目となる今回は、過去最多の168件が応募し28の企業と団体が受賞した。

 同賞に応募するためには「希望退職者の募集やリストラ等をしていない」「障がい者の雇用率は法定雇用率以上」など六つの条件を満たす必要がある。その上で、50項目からなる第1次審査のほか、現地調査と第3次審査までの厳しい選定を突破した企業と団体が選ばれる。

 今回地方創生大臣賞を受賞した鹿児島きもつき農業協同組合はJAで初めての受賞。職員の事情を最優先した勤務先の選択や、保育所の開設などが高く評価された。同経営学会の坂本光司会長は「全国のJAだけでなく、一般企業も含めてモデルとなる経営をしていると審査員一同高い評価した」と語った。