「壬生狂言」の演目「節分」が2年ぶりに上演


京都市の壬生寺でお披露目、勤勉に生きる大切さを説く

「壬生狂言」の演目「節分」が2年ぶりに上演

鬼に豆をまく壬生狂言「節分」の一場面=2日、京都市の壬生寺

 京都市の壬生寺で、国の重要無形民俗文化財「壬生狂言」の演目「節分」が2年ぶりに上演された。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止。今年は上演回数や観客数を減らしてお披露目された。

 壬生狂言は鎌倉時代に始まった伝統芸能。「節分」は、夫を亡くした女性が人間に扮(ふん)した鬼に誘惑され襲われそうになるが、豆をまいて退散させる内容で、勤勉に生きる大切さを説く意味が込められている。

 2日の上演では終了後に客席から拍手が湧き起こった。