特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」が始まる
注目は「巨大アメシストドーム｣、上野の国立科学博物館で
国立科学博物館で始まった特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」で注目を集めた「巨大アメシストドーム」＝１９日、東京・上野
古くからお守りや富の象徴として親しまれている宝石の展示が１９日、国立科学博物館で始まる。文化的視点だけでなく、科学的視点から、原石から宝飾品になるまでなどを紹介している。
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」と名付けられた展示会では、高さ約２・５㍍ある「巨大アメシストドーム」が注目を集めた。また、暗闇の中で紫外線を当てると幻想的に光るルビーやフローライトなどの宝石も楽しめる。
監修者である国立科学博物館地学研究部の宮脇律郎部長は「宝石は古くから人々の心を豊かにしてきた。現代は情報社会なので写真や映像で見ることはできても、本物を見る機会はすくない。来場者には実物を十分に楽しんでほしい」と語った。６月１９日まで。
