川崎が3連覇へ白星発進、縦への仕掛けに収穫


得点王レアンドロダミアンがゴール、苦しみながらも一歩

川崎が3連覇へ白星発進、縦への仕掛けに収穫

後半、ゴールを決めて喜ぶ川崎のレアンドロダミアン(中央)=18日、等々力

 史上2クラブ目の3連覇に挑む今季。王者川崎は序盤から鋭いプレスで主導権を握る。前半は体制一新のF東京の堅守に阻まれる展開が続き、「難しいゲームになった」と鬼木監督。だが、ミスから速攻を浴びる苦しい時間帯に、先制点が生まれた。

 後半36分の左CK。昨季23ゴールで得点王に輝いたレアンドロダミアンがゴールの近いサイドへ詰め、頭でぴたりと合わせた。「練習通り相手の前にうまく入れた」。その後は相手の猛攻を受けたものの、GK鄭成龍による片手一本の好セーブもあり、逃げ切った。

 12日の富士フイルム・スーパーカップは攻守に連係を欠き、浦和に完敗。縦への仕掛けが少なかった反省を生かし、守備ラインの裏を突くプレーが増えた。今季加入したチャナティップは攻撃的MFで先発し、マルシーニョらに効果的な縦パス。内容に課題を残しつつ、収穫もあった。

 両チームともに新型コロナウイルスの陽性者が複数出る中で迎えた「多摩川クラシコ」。満足な準備はできなかったが、勝ち切ったことに意味がある。「勝ちながら成長したい」と指揮官。直近5年で4度リーグを制し、黄金期にある。包囲網突破に向け、価値ある白星となった。