宮城県、庁舎内に県産木材の授乳室を設置


子連れでも出掛けやすい町に、改良しながら普及へ

宮城県、庁舎内に県産木材の授乳室を設置

県庁にモデル展示されている県産木材の授乳室=1日、宮城県庁

 宮城県は、県産木材で造った組み立て式の授乳室を庁舎内で展示している。子育て世帯からデザインや使い心地に関する意見を聞いて改良し、普及を目指す。展示は3月25日まで。

 事業所や店舗に設置してもらい、子連れでも出掛けやすい環境を整える狙いがある。ベビーカーを押して体験した村井嘉浩知事は「広くて使いやすそう。いろいろな人の声を聞いて改善したい」と述べた。

 授乳室は小部屋型と円柱型の2種類。室内には椅子やごみ箱、荷物掛けなどを備え付けた。小部屋型は約50万円、円柱型は約115万円だが、設備によって価格は変わる。