「2人の遺志を受け継ぐ」、警視庁幹部が献花
「あさま山荘事件」で殉職、長野県軽井沢町の現場を訪問
警視庁の機動隊員2人が殉職した、過激派の連合赤軍による「あさま山荘事件」の発生から50年となるのを前に、同庁の高山祐輔警備1課長が15日、長野県軽井沢町の現場近くに建てられた顕彰碑「治安の礎」を訪れ、献花した。
高山課長は「命懸けで任務に当たった隊員の苦労はどれほどだったかと胸が痛む。無念にも殉職した2人の遺志を受け継ぎ、力を尽くしていこうという思いを新たにした」と述べた。
事件は1972年2月19日に発生。銃で武装した連合赤軍メンバー5人があさま山荘に人質を取って立てこもった。応援部隊として任務に当たっていた同庁第2機動隊隊長、内田尚孝警視長=当時(47)、2階級特進=と、特科車両隊の高見繁光警視正=同(42)、同=が銃撃され死亡した。