JR北海道、記録的大雪で700本超が運休


8年ぶり1m超える積雪、札幌駅発着はきょうも見合わせ

JR北海道、記録的大雪で700本超が運休

JR札幌駅で除雪作業を行う作業員=7日、札幌市(JR北海道提供)

 JR北海道は7日、記録的な大雪に見舞われた札幌市などで除雪作業が追い付かなかったことから計728本が運休となり、約12万人に影響が出たと発表した。再開のめどは立っておらず、8日も始発から札幌駅を発着する全ての列車を含む計約500本の運転見合わせを決めた。

 札幌管区気象台によると、札幌市の6日午後2時までの24時間降雪量は60センチで、記録の残る1999年以降で最多となった。市内の積雪は118センチを記録し、2014年以来8年ぶりに1メートルを超えた。

 JR北海道によると、札幌駅を発着する全列車が終日運休したのは、18年に北海道地震が起きた時以来という。広報担当者は「今回だけでなく1月から降り積もった雪の影響で、除雪が追い付いていない」と説明した。

 JR札幌駅には「終日運休」を知らせる手書きの掲示板が置かれた。新千歳空港に向かう予定という20代男性は「地下鉄とバスを使う。仕方ないけれど早く帰りたい」と話した。