JR東日本、車両内のコロナ対策を公開
換気や消毒を徹底、時差通勤やテレワークへの協力呼びかけ
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、JR東日本は28日、東京総合車両センター(東京都品川区)で列車内の感染対策を報道陣に公開した。つり革などの消毒と換気が主で、同社は「2~3分に一度、空気は入れ替わる。安心してご利用いただければ」としている。
首都圏の主な路線を走る列車のエアコンは、常に外気が入るよう2020年夏に改修。窓は5~10センチ開けると定め、車内放送で乗客に理解を求めている。
多くの乗客が触れるつり革や手すりなどは、車両基地に入った際、中性洗剤を染みこませた布で拭き取っている。
市川東太郎副社長は報道陣に「これまでの対策をきちっとやっていく」と語り、時差通勤やテレワークへの協力を改めて呼び掛けた。