木下元都議に求刑懲役10月、東京地裁で初公判


無免許運転「まともな判断できなかった」、来月15日判決

木下元都議に求刑懲役10月、東京地裁で初公判

記者会見する木下富美子東京都議(当時)=2021年11月22日、東京都庁


 
 車の無免許運転を繰り返したとして道交法違反罪に問われた元東京都議の木下富美子被告(55)の初公判が25日、東京地裁(平出喜一裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役10月を求刑し、結審。判決は2月15日に言い渡される。

 被告人質問で木下被告は、「都議選に向けた街頭活動やポスター掲示のため無免許運転をしてしまった。心身ともにプレッシャーがあった中、まともな判断ができなかった」と説明。涙声で「本当に申し訳ないと思っている」と謝罪した。

 検察側は論告で、被告には無免許運転以外にも多くの交通違反歴があり、常習性があると指摘。「都議として法令を順守する立場にありながら無免許運転を繰り返したのは極めて悪質だ」と非難した。

 弁護側は最終弁論で「被告は都議を辞職し、十分な制裁を受けた」などと述べ、寛大な判決を求めた。

 起訴状によると、木下被告は昨年5月から7月、都内で計7回にわたり無免許運転をしたとされる。

 木下被告は2017年に都議初当選。昨年7月の都議選で再選したが、選挙期間中に免許停止状態で人身事故を起こしたことが発覚。所属先の地域政党「都民ファーストの会」を除名された。在宅起訴を受け、昨年11月に辞職した。

 東京地検は、当て逃げしたとする過失運転致傷や事故不申告の送検容疑については不起訴とした。