トンガ諸島、噴火で火山島の大半が消失か


JAXAが画像を公開、人工衛星「だいち2号」から撮影

トンガ諸島、噴火で火山島の大半が消失か

フンガトンガ・フンガハアパイ火山を人工衛星から撮影した画像。左が2019年12月、右が噴火後の22年1月17日(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、衛星「だいち2号」が撮影したトンガ諸島付近の海底火山噴火後の画像を公開した。噴火前と比べ、火山があった島の大半が消失したように見える。

 画像はレーダーを使って撮影され、海が黒く、陸地が白っぽく写る。フンガトンガ・フンガハアパイ火山を2019年12月に撮影した画像では、細長い二つの島の真ん中に火山の火口らしき陸地が見える。一方、噴火から2日後の今月17日に観測した画像では、直径約1キロあった火口部分が消失。両端の島も削れて、一部が残る状態になっていた。