東京消防庁が出初め式、地震想定し訓練


江東区の東京臨海広域防災公園で、「はしご乗り」も披露

東京消防庁が出初め式、地震想定し訓練

東京消防庁の出初め式で披露された江戸消防記念会による伝統演技「はしご乗り」=6日午前、東京都江東区の東京臨海広域防災公園

 東京消防庁の出初め式が6日午前、東京都江東区の東京臨海広域防災公園で開かれた。昨年は新型コロナウイルスの影響で無観客だったが、2年ぶりに約800人の観客らが見守る中で開催。消防士ら約2100人のほか、消防車96台、ヘリコプター3機が参加し、地震を想定した訓練などを披露した。

 訓練は、地震で火災が発生し、有毒ガスが入ったタンクが倒壊するなどの事態を想定し、消火や救助を実施。江戸消防記念会による伝統演技「はしご乗り」も披露された。

 清水洋文消防総監は式辞で「発生が危惧される首都直下地震に対し、区市町村との連携も強化しながら万全な備えを固める。誰もが安全で安心して暮らせる『セーフ・シティ』の実現に向け取り組む」と話した。