豊漁と安全を願って、大漁旗を掲げ漁船が出港


震災から復旧した福島・浪江の請戸漁港で、漁船の出初め式

豊漁と安全を願って、大漁旗を掲げ漁船が出港

福島県浪江町の請戸漁港で行われた漁船の出初め式=2日

 東日本大震災の甚大な被害から復旧した福島県浪江町の請戸漁港で、漁船の出初め式が行われた。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止され、開催は2年ぶり。

 色鮮やかな大漁旗を掲げた14隻の漁船が次々と出港、沖合でお神酒をささげ、豊漁と海上安全を祈願した。相馬双葉漁業協同組合請戸地区代表の高野一郎さん(74)は「一年の始まりを感じた。安全に漁ができればいい」と話した。