まるごと台湾フェア、世界遺産候補地などをPR


東京・旧杉並第四小学校で開催、伝統芸能なども披露

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台湾の世界遺産候補地写真を集めたカレンダーを手にする謝長廷代表= 21日午後、東京都杉並区の旧杉並第四小学校(村松澄恵撮影)

 台湾の魅力を発信する「まるごと台湾フェア」(主催・杉並区交流協会)が21日、東京・旧杉並第四小学校で行われた。新型コロナウイルスの影響で約2カ月遅れの開催となった。

 オープニングセレモニーには台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表や田中良・杉並区長らが駆け付け、祝辞の言葉を述べた。また、謝代表より杉並区に台湾の漫画家が描いた作品も贈呈された。

 出展団体の一つである台湾世界遺産登録応援会は、日本統治時代に八田與一技師が建造した烏山頭ダムやハンセン病患者の療養所として知られる楽生療養院など、台湾で選定された世界遺産候補地のパネルを展示。視察していた謝代表に、候補地の写真を集めたカレンダーを手渡す場面もあった。

 このほか会場では、伝統芸能など文化的な催しや食べ物の屋台などが店を出し、会場を賑(にぎ)わせていた。

 台湾と日本で国際結婚をした30代の夫婦は「コロナ禍で台湾になかなか行けない。きょうは久しぶりに台湾を楽しめた」と嬉(うれ)しそうに話した。