「税を考える週間」、中学生が税務署員体験


キッザニア東京で期間限定のパビリオン、今年で11回目

「税を考える週間」、中学生が税務署員体験

税務調査を体験する中学生=11日午前、東京・豊洲

 東京・豊洲の子供向け職業体験テーマパーク「キッザニア東京」に11日、税務署員の仕事を体験できる期間限定のパビリオンがオープンした。「税を考える週間」に合わせて東京法人会連合会が企画し、今年で11回目となる。

 参加した中学生は、税の仕組みや軽減税率などについて説明を受けた後、税務署員に扮(ふん)して、パーク内の土産物店を訪問。提出された申告書と店舗に保管された帳簿を照らし合わせ、売り上げや納付税額が正しいか調査した。

 神奈川県平塚市立金旭中学2年の金子柚希さん(13)は「税務署の仕事は初めて知ったが、大事だと思った」と理解を深めた様子。普段、軽減税率を意識してテークアウトを選ぶことがあるという平松れなさん(14)は、「医療や道路など生活のさまざまなことが税金に支えられていると感じた」と話した。パビリオンは17日までで、兵庫県西宮市の「キッザニア甲子園」でも体験できる。