カヌーの羽根田卓也、調整不足でも貫禄
五輪後休養も華麗な技術は変わらず、2位に大差つけ優勝
男子カナディアンシングルは、東京五輪以来の大会出場となった第一人者の羽根田が2位に大差をつけて貫禄の優勝。「すごく気持ちよくこげた」と晴れやかな笑顔を浮かべた。
五輪後に2カ月ほど休養し、激流での練習はほとんど積めないまま今大会を迎えた。体力面の不安はあったものの、ゲートを華麗にクリアする技術は相変わらず。予選では後半に2点の減点があったが、決勝はタイムを上げて減点なくゴールし、「まとまった『こぎ』ができた。ペース配分を考えて臨んだ」と余裕を見せた。
五輪と同様、残念ながら無観客開催になったが、「特別な思い入れのあるコース。ここでこげるのは大きな喜び」と力を込める。14日のNHK杯でも活躍を誓った。