愛知・瀬戸市、10代での偉業に喜びの声
藤井四冠誕生に地元商店街から歓声、「立ち会えて感無量」
竜王戦を制し、史上最年少となる藤井聡太四冠(19)が誕生した13日、地元の愛知県瀬戸市の「せと銀座通り商店街」は大きな拍手と歓声に包まれた。
四つ目のタイトル奪取が決まると、商店街では四冠誕生を祝福するくす玉が割られ、集まってインターネット中継を見ていた人たちから拍手が湧き上がった。
商店街で衣料品店を営む飯島加奈さん(40)は、空き店舗のシャッターを利用して4年前に大盤を設置。藤井四冠の将棋を解説してきた。「言葉にならない思い。聡太君は元気をもらえる存在」と喜びを口にした。
勝利を見届けるために、夫婦で商店街を訪れた同市の60代女性は「コロナ禍で一番の楽しみは藤井君の対局だった。勝ってくれてうれしい」と話した。
四冠誕生に立ち会うため、商店街には市外からも多くの人が訪れた。名古屋市の会社員小糸敦さん(56)は「歴史的な一瞬に立ち会えて感無量だ。全冠制覇を達成してもらいたい」と今後の活躍に期待を寄せた。