中国の領海・領空侵犯や人権侵害に抗議デモ


国交正常化から49年にあわせ東京・六本木などで実施

中国の領海・領空侵犯や人権侵害に抗議デモ

中国共産党の人権侵害に抗議するデモ参加者=29日午後、東京都港区(村松澄恵撮影)

 中国による領海・領空侵犯や人権問題を批判するデモ行進が29日、東京都内で行われた。この日は中国との国交正常化から49年。主催者によると札幌、名古屋、大阪、福岡でも実施された。

 横断幕や旗を掲げた参加者は、中国大使館からほど近い六本木、麻布周辺を練り歩き、中国による日本の尖閣諸島領海侵犯や台湾、香港、チベットなどアジアで広がる覇権主義的な行為などを非難した。北京五輪への反対も訴えた。

 参加した豊島区在住の男性(60)は、「共産主義との友好はあり得ない。日本人は中国の美化されている文化面だけを見ず、尖閣、東シナ海、沖ノ鳥島、ウイグル、チベット、香港、台湾などの問題にも目を向けてほしい」と話した。