0.9kmに10万本、秋田のコスモスロードが見頃


市民協働で河川景観を向上、オレンジ・白と色とりどり

0.9kmに10万本、秋田のコスモスロードが見頃

見頃を迎えた秋田市八橋の草生津(くそうづ)川のコスモスロード

 秋田市八橋の草生津(くそうづ)川のコスモスロードでオレンジ、白、ピンク、赤、黄色など色とりどりのコスモスが8月下旬から開花し始め、見頃を迎えている。10月いっぱいまで楽しめる。川の両岸約0・9㌔の歩道脇に、大輪のセンセーションと、丈夫なオレンジフレア、キャンパスエローなど8種類約10万本が秋風にそよぎ、ハチやシジミチョウが飛び回る。

 平成15年に河川堤防の一部に景観向上を願い有志が植えた。翌年は地域の小学生、さらには町内会、子供会、市民グループ、企業などが次々とボランティアに加わり17年に「草生津川コスモスロード実行委員会」を結成。除草、種まき、肥料管理から11月には刈り取りと清掃を行う。「2010環境大賞」(秋田県知事表彰)を受賞。

 新型コロナの影響で大勢が楽しみにしてきた「コスモスロードまつり」は中止になった。子供と散歩する20代母親は「バラと違ってかわいらしい。グラデーションの花もあってきれい」と話していた。