マララさん「アフガニスタンの女子教育保護を」
国連で国際社会に訴え、「女子教育は平和と安定に必要」
ノーベル平和賞受賞者の女性人権活動家マララ・ユスフザイさんは9日、イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガニスタンで女性抑圧への懸念が高まっていることを受け、女子教育の機会を守るよう国際社会に訴えた。
アフガン情勢をめぐる同日の国連安保理会合にオンラインで参加した。マララさんは15歳だった2012年、故郷パキスタンでイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)に銃撃され重傷を負った。
マララさんは「女子教育は平和と安定に欠かせない」と強調。銃撃事件当時を振り返り「もし私たちが何も行動しなければ、私の経験を多くのアフガンの少女が共有することになる」と語った。(ニューヨーク時事)