エンゼルスの大谷翔平、ルースの偉業に王手
7回2失点で9勝目、2桁勝利と2桁本塁打まであと1勝
エンゼルスの大谷は、要所で打者をねじ伏せた。同点の四回1死二、三塁では、前の打席で2ランを浴びたマーティンを、2ストライクから100・4マイル(約162キロ)で空振り三振に。タベーラスも速球で一ゴロに仕留めて切り抜けた。
1点をリードしてもらった直後の七回は2死一、二塁のピンチを迎えた。100球を超えていたが続投。カイナーファレファを速球で一ゴロに抑え、首脳陣の期待に応えた。
ピンチで速球を投げ込んだ。この日は球速100マイル(約161キロ)超えが2球。100マイルを超えた投球はオールスター戦以来で、公式戦では4月4日以来となった。
メジャーで自己最多となる117球の熱投。「自信になる。七回を打たれて終わるか抑えて終わるかで、100球を超えたときに(監督が)使いやすくなると思う。いい結果につながってよかった」と満足げに話した。
これで今季9勝目。1918年のレッドソックス時代にベーブ・ルースが達成した同一シーズンの2桁勝利と2桁本塁打まであと1勝に迫った。(アナハイム時事)