ロッテの投打に勢い、千葉で通算1000勝達成
美馬学がテンポのいい投球で5勝目、マーティンは3打点
ロード8試合で6勝1敗1分けと大きく勝ち越した勢いは、ゾゾマリンに戻っても衰えなかった。ロッテは投打がかみ合い、今季3度目の5連勝。1992年から本拠地とする千葉のスタジアムで通算1000勝目を飾り、井口監督は「区切りの時に立ち会えてよかった」と喜びをかみしめた。
投げては美馬がテンポのいい投球で、西武打線を手玉に取った。力のある直球と要所での変化球がさえ、六回までに投じた球数はわずかに60。七回に1点を失ったものの、味方の好守にも助けられながら役割を全うした。「守りの皆さんにいいプレーをしてもらい勢いに乗れた」と感謝した。
打線は27日に1軍復帰したマーティンが3打点。四回に二塁打で先制点をたたき出すと、六回にはリーグトップに並ぶ23号ソロを放った。「追加点が欲しいと思っていたし、いい本塁打を打てた」と誇らしげだった。
これで貯金を8まで増やし、首位オリックスの背中が見えてきた。それでも指揮官は「リーグ優勝が最大の目標。隙のない野球をやっていきたい」と先を見据える。
今のロッテにとって、節目の勝利も通過点でしかない。