競泳の鈴木孝幸は銅「表彰台に戻れてよかった」
50m平泳ぎ(運動機能障害SB3)で、他種目では金を
パラリンピック5大会連続出場の鈴木孝幸(ゴールドウイン)が、男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)で3位に入った。前回の2016年リオデジャネイロ大会では初めてメダルを逃しただけに、「表彰台に戻れてよかった」とほっとした表情だった。表彰式では、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から銅メダルを受け取った。
スタートは「いいタイミングで出た」。25メートル付近までは先頭を泳いだが、隣のロシア・パラリンピック委員会(RPC)の選手に抜かれた。しかし、鈴木はメダルを諦めず粘り、3選手による激しい2位争いに。イタリア選手を0・1秒上回り3位に入った。
先天性の四肢欠損の障害がある34歳。今大会は個人で5種目にエントリーし、08年北京大会以来の金メダル獲得を目指している。「これからも金を目指して頑張りたい」と意気込んだ。