車いすテニス女子の上地結衣らが聖火台に点火


開会式コンセプトは逆境も人生の力に変える「翼がある」

車いすテニス女子の上地結衣らが聖火台に点火

開会式で点火された聖火=24日、国立競技場

 東京パラリンピックは24日、無観客の東京・国立競技場で開会式が行われた。
 天皇陛下が開会を宣言され、車いすテニス女子の上地結衣(三井住友銀行)ら3人によって聖火台に火がともされた。25日から9月5日まで、東京、千葉、埼玉、静岡の1都3県で競技が行われる。

 開会式のコンセプトは「WE HAVE WINGS(私たちには翼がある)」。大会組織委員会によると、逆風も人生の力に変えていくというメッセージなどが込められている。コンセプトに合わせた空港や飛行機のパフォーマンスには、公募で集まった障害のある人たちが参加した。

 各国・地域の選手団は難民選手団が最初に入場。日本は次回のパリ大会を開催するフランスに続き最後に入場行進した。

 選手団の入場後は、組織委の橋本聖子会長と国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長があいさつ。日本選手団主将を務める車いすテニス男子の国枝慎吾(ユニクロ)や副主将でゴールボール女子の浦田理恵(総合メディカル)らが宣誓した。