73人目横綱に昇進した照ノ富士が奉納土俵入り
明治神宮で不知火型を披露、「みんなに元気を与えたい」
大相撲で73人目の横綱に昇進した照ノ富士(29)の横綱推挙状授与式と奉納土俵入りが24日、東京都渋谷区の明治神宮で行われた。
照ノ富士は、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)から推挙状と綱を渡された後、太刀持ちに宝富士、露払いに照強を従えて土俵入り。両手を大きく広げてせり上がる不知火型を披露した。
新型コロナウイルス感染予防のため、一般客は入れなかったが、照ノ富士は「こうやって土俵入りできたことを感謝して、ちょっとずつみんなに元気を与えていきたいなと思っている」と語った。
三つぞろいの化粧まわしは師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が使っていた物を借りた。土俵入りも指導した師匠は「67点くらい」と厳しい採点をしながらも、「体が大きいし、横綱土俵入りが似合う」と言い、まな弟子の晴れ姿を喜んだ。