JA福島が農畜産物をPR、組織委に桃を贈呈


東京五輪ソフトボールの監督らが絶賛、SNSで反響呼ぶ

JA福島が農畜産物をPR、組織委に桃を贈呈

JA関係者から福島県産の桃と梨の贈呈を受けた東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(右)=23日午後、東京都内(Tokyo2020提供)

 JAグループ福島が23日、東京都中央区の東京五輪・パラリンピック組織委員会を訪問し、農畜産物のPRを目的に県産の桃と梨各150㌔の目録を橋本聖子会長に贈呈した。

 8日に閉幕した東京五輪では、福島市で試合をしたソフトボール女子のオーストラリアや米国の代表監督らが現地で味わった県産桃を「とてもおいしかった」と絶賛。インターネット交流サイト(SNS)などで国内外の反響を呼んだ。

 県内では2011年の東日本大震災と原発事故以来、価格低迷に生産者が悩んでいた。「復興五輪」を貴重な発信の機会と考えていたJA福島中央会の今泉仁寿さんは「興味を持っていただけたのは大きい。おいしく安全だと分かっていただくチャンス」と風評払拭(ふっしょく)の効果に期待した。