高校女子野球初の甲子園決勝、神戸弘陵が制す


高知中央を破り2度目の優勝、「すごく大きな一歩」

高校女子野球初の甲子園決勝、神戸弘陵が制す

高知中央を破って優勝し、喜ぶ神戸弘陵ナイン=23日、甲子園

 硬式野球の女子チームとして初めて甲子園の舞台で戦った選手たちは、感慨を込めてプレーした。神戸弘陵は、最終
回の七回に登板したエース島野が無失点に抑えて優勝。「この一戦が女子野球に良い影響を与えると思った。これからもずっと、目指す場所が甲子園であり続けてほしい。すごく大きな一歩」。島野は言葉に力を込めた。

 両チームを通じて初安打を放ったのは、高知中央の松本安。場内アナウンスで「2番、ショート、松本安純さん」とコールされたことにも、「すごくうれしかった。テレビで見て、聞いてきた声だった」と笑顔。高知中央の先発投手、和田は「女子の高校生が立てる舞台じゃなかった。歴史的瞬間なので、すごく光栄」と喜んだ。