JR九州、西九州新幹線の車両デザインを公表


「九州らしいオンリーワンの車両」、22年秋に暫定開業

JR九州、西九州新幹線の車両デザインを公表

車両デザインやシンボルマークなどが公表された西九州新幹線©Don Design Associates(時事)

 JR九州は、2022年秋の開業を予定する西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の車両デザインの詳細を公表した。

 N700S系の白い車体に同社を象徴する色である赤が引き立ち、青柳俊彦社長による愛称「かもめ」の毛筆書体なども配置した。記者会見した青柳社長は「九州らしいオンリーワンの車両。短時間で心地よく旅行できることを目指した」と語った。

 内外装とも、同社の車両を数多く手掛けてきたデザイナーの水戸岡鋭治氏が担当。指定席は1~3号車順に菊、獅子、唐草の柄が入る。自由席のシートは鮮やかな黄色。同新幹線は新鳥栖―武雄温泉間の整備方式をめぐり国と佐賀県の協議が続いており、同区間を残し暫定開業となる見通し。