秋田県で色づく「釣りキチ三平」の田んぼアート
八郎潟町の塞ノ神農村公園で、作者の矢口高雄さんを悼む
田んぼアートで知られる秋田県八郎潟町の「塞ノ神農村公園」で、稲が色づき始めている。
昨年亡くなった同県横手市出身の漫画家、矢口高雄さんを悼み、今年は代表作「釣りキチ三平」が描かれた。お盆まで鮮やかな色が続き、9月下旬の稲刈り後はまた違った色合いが楽しめる。
あきたこまちの水田に、白や黒など6種類の観賞用稲を使い分け、模様を浮かび上がらせている。魚を釣り上げる主人公の三平や、幼なじみのユリに加え、八郎湖の水質保全を呼び掛けるPRキャラクター「清龍くん」も登場した。