最終ランナーの中村勘九郎さん、都庁で到着式
40人がつなぐ、「感染対策を徹底し素晴らしい競技を」
東京五輪が開幕する23日、東京都内の聖火リレー終着地である都庁(新宿区)の都民広場で到着式が開かれた。新型コロナウイルスの影響で関係者のみの無観客で行われ、小池百合子知事らが出席した。
式典では、新宿区の聖火ランナー40人が一人一人トーチで聖火をつなぎ、都内最終ランナーを務める歌舞伎俳優の中村勘九郎さんが聖火皿に点火。航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」が上空を飛んだ。
小池知事は「新型コロナ感染対策を徹底しながら、世界中のアスリートの皆さんが素晴らしい競技を繰り広げていただける大会にしていきたい」とあいさつした。
聖火は3月25日に福島県を出発。コロナの影響により20都道府県で公道での走行が全部または一部取りやめとなる中、121日間かけて全国各地を巡った。