「北斎漫画」や「富嶽三十六景」が一堂に会する
東京ミッドタウン・ホールで、特別展『北斎づくし』を開催
江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)を扱う大規模な展覧会「生誕260年記念企画 特別展『北斎づくし』」が22日から、東京都港区の「東京ミッドタウン・ホール」で開催される。それに先立ち、21日、報道向け内覧会が行われた。
同展には、北斎の代表作である『北斎漫画』、「冨嶽三十六景」、『富嶽百景』の全ページ・全点・全図が一堂に会する。作品だけでなく、壁や床が北斎の絵で埋め尽くされた会場のデザインや、大画面スクリーンに映し出され、躍動する図像の数々など、視覚や聴覚も楽しませる工夫が施されている。
同展の展示作品を所蔵する北斎コレクターの浦上満氏は、「北斎の魅力は、構図の取り方などにある。50年以上向き合ってきたが、いまだに新発見がある。ぜひ、作品を見て新たな発見をしてほしい」とコメントを寄せた。