特別展「植物 地球を支える仲間たち」を開催
科博で、世界最大の花「ラフレシア」の実寸大模型など展示
世界中の植物の生態をテーマにした特別展「植物 地球を支える仲間たち」が10日から東京・上野の国立科学博物館で開催される。それに先立ち9日、同館で報道向けの内覧会が行われた。七つのテーマごとに、植物の驚きの実像や魅力を、生きた標本や映像などで展示する。
植物を総合的に紹介するこれまでにない大規模な展覧会となった同展では、世界最大の花「ラフレシア」の実寸大模型や、食虫植物「ハエトリソウ」の約百倍拡大模型などが、見る人の目をひきつけた。このほか、光合成のコーナーでは、小学校低学年から体験できる大スクリーンのゲームがあり、光合成のメカニズムを学ぶことができる。
展示監修者の一人、岡山大学資源植物科学研究所の坂本亘教授は、「植物の基本である光合成についての理解を深め、光合成を利用した研究が進んでいることを知ってもらいたい」と語った。9月20日まで。