祇園祭の夜を彩る提灯作りが大詰めを迎える


「奥川提燈店」で文字入れの仕上げ、制作数は4分の1に

祇園祭の夜を彩る提灯作りが大詰めを迎える

大詰めを迎えた京都・祇園祭の夜を彩る提灯作り=2日、京都市下京区(時事)

 京都・祇園祭の夜を彩る提灯(ちょうちん)作りが大詰めを迎え、京都市下京区の「奥川提燈店」では文字入れなどの仕上げに追われている。

 同店は山鉾(やまほこ)に飾る駒形提灯だけでなく、神社や商店街などにつるす提灯も手がけているが、2年連続で山鉾(やまほこ)巡業が中止となり、制作数は約800個と例年の4分の1に。店主の奥川忠司さんは「今年でコロナは収束して、来年こそは多くの提灯に明かりが入るのを見てもらいたい」と話す。