山梨県警、文化財保護法違反などで74歳男を逮捕
天然記念物の林を伐採し、国立公園内に道路を造成した疑い
国の天然記念物に指定されている林を伐採し、国立公園内に無断で道路を造成したとして、山梨県警は21日、文化財保護法違反などの疑いで、同県山中湖村の無職竹村修容疑者(74)を逮捕した。容疑を認め、「映画やドラマ撮影でスタッフが通りやすくするのが目的だった」という趣旨の話をしているという。
逮捕容疑は昨年7~8月、富士箱根伊豆国立公園内にある国の天然記念物「山中のハリモミ純林」(山中湖村)を無許可で伐採するなどし、全長約180メートルの道路を造成した疑い。
ハリモミ純林の管理組合が今年1月、「ハリモミが重機で荒らされている」などと県警に告発していた。