大規模接種に自衛隊員らも、予約枠の空きを活用
防衛省、64歳以下へ拡大を検討、希望者は早めに予約を
自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センター東京会場で14日午後、自衛隊員や警察、消防、海上保安庁の職員ら危機管理対応に当たる公務員への接種が行われた。65歳以上の高齢者を対象にした27日までの予約枠が埋まっておらず、空いた分の有効活用が狙い。
14日は約1650人分が空いていた。15、16日も余裕があるため、同様に接種する見込み。大阪会場は16日まで予約が埋まっており、17日以降に余裕があれば実施する。
防衛省は週内にも、64歳以下で、基礎疾患のある人や高齢者施設で働く人に対象を拡大することを検討する。
予約が低調なため、防衛省は10日に対象地域を7都府県から全国に拡大。12日にはインターネットに加え電話での受け付けも開始したが、14日午後5時時点で15~27日の計19万5000人の枠に対し、約12万7000人分の空きがある。
28日から多くが2回目の接種になり、予約枠が少なくなるため、防衛省は希望者に早めに1回目の予約を取るよう呼び掛けている。