被災地復興の祈念植樹式典、 「復興五輪」を後世へ


有明アリーナで開催、各県のシンボルツリー4本を植樹

被災地復興の祈念植樹式典、「復興五輪」を後世へ

岩手県のシンボルツリーのアカマツを植える佐藤智秀・東京都オリンピックパラリンピック準備局次長(左)と、平井省三・岩手県東京事務所長=6日午後、東京都江東区の有明アリーナ(竹澤安李紗撮影)

 東京五輪・パラリンピックの競技会場となる有明アリーナ(東京都江東区)で6日、被災地復興祈念植樹式典(主催=東京都オリンピック・パラリンピック準備局)が行われた。同式典には、福島県・宮城県・岩手県・熊本県の代表者らが出席し、各県のシンボルツリーとして、アカマツやケヤキなど、合わせて4本が植えられた。

 小池百合子都知事の式辞を代読した佐藤智秀同局次長は、「大会の原点は『復興五輪』であるという思いの下、一丸となってこれまで準備を進めてきた」と述べ、「この植樹が将来にわたって『復興五輪』を伝え、都民と被災地を結ぶシンボルとなることを祈念する」とあいさつした。

 福島県からメッセージを寄せた内堀雅雄知事(担当者代読)は、「本日植えられた被災4県の樹木が、力強く成長し、復興五輪を語り継ぐレガシーとなることを心から願っている」と語った。福島県のシンボルツリーとして植えられたケヤキは、「強くたくましく生きようと願う福島県民の姿」を表現しているという。